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「健康・安心・安全」木材の常識を塗りかえた燻煙改質木材、誕生!
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「住宅は骨組が命です!」と謳っているように、PM工法の最大の売りは阪神大震災の1.5倍の地震にも充分に耐えられる構造強度です。構造用集成材と接合金物で骨組みを造りますので、地震に強く耐久性の高い構造で、安心で安全な住まいを実現しています。

集成材と接合金物の特性を生かして、大きなリビングや吹き抜け等の大空間を作るのも得意です。
さらに、羽子板ボトル等が不要のため、見た目がスッキリしていますので柱・梁の表わしに最適な工法です。木のぬくもりを生かした仕上げもご提案しています。
設備機器や仕上げ材等は、リフォーム等で取り替えがききますが、骨組みだけは交換ができませんので、しっかりした材料で作ることが必要です。
 

  


 

 住宅の寿命を縮める原因は、腐朽菌の繁殖と、白蟻の食害の2点だといっても過言ではありません。この2つの対策が適切であれば住宅の耐久性を高めることができるわけです。腐朽菌の生育には栄養・酸素・適当な温度・適当な水分の4つの条件が必要です。どれか1つでも欠ければ、腐朽菌が生育しないため、木は腐りません。現実には最も対応しやすいのは水分の管理です。それさえキチンとすれば木は腐りません。「PM工法の家」で使用する構造用集成材は含水率が15%以下で、床下の換気を適切に行っているため腐朽菌の発生を防ぎます。木が本来の性能を発揮できずに、だんだん腐ってしまうのはその置かれた環境によるものなのです。適切に管理された状態では、木の耐久性は、寺社仏閣で使用されているように、数百年におよぶことが証明されています。
 また、白蟻については日本では約18種類の白蟻が生息していますが、建物に害を与えるのは主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。ヤマトシロアリはほぼ日本全土に、イエシロアリは関東以西の温暖な地域に生息しています。ヤマトシロアリの生育条件は腐朽菌のそれとほぼ同様ですが、水分が管理された乾燥材でも白蟻の食害を受ける場合がありますので、対応策としては乾燥状態を保つことと、食害を受けにくい樹種の土台を使用し、適切な防蟻処理を行うことなどが必要です。イエシロアリの場合は乾燥した木材でも食べますので、こちらは防蟻処理を適切に行うしかありません。
 「PM工法の家」では適切な防蟻処理を行うのはもちろん、土台には耐久性が高く白蟻の食害を受けにくい木材であるヒバ類や加圧処理材を使用し、柱などは乾燥した構造材を使用しております。乾燥状態を維持するために、床下は基礎パッキンまたは床下換気口による換気を行い※、空気がよどむのを防ぎます。また、外壁は壁体内に通気層を設ける構造として、壁の内部に湿気が溜まるのを防いでいます。これらの対策により白蟻の害を受けにくい構造となっています。

 以上のように、腐朽菌の発生や白蟻の食害を防ぐため「PM工法の家」の耐久性は非常に高くなっており、性能表示の劣化の軽減では最高等級の等級3に対応可能です。等級3は、75年〜90年の耐久性があることの証明ですが、実際には優に100年を越える耐久性があると考えられます。
※床下の換気方法は設計仕様により異なる場合があります。

 

  


 

 地震や台風などの大きな外力に耐えるには、

●構造材は、強度の高い構造用集成材を始めとする厳選した木材を使用すること。
●柱や梁は大きな外力がかかったときに引き抜かれたり、はずれないように強度の高い
  金物で緊結すること。
●壁には面材を使用して強度を保ち、壁の面材と軸組を一体化したモノコック構造とすること。

などが重要なポイントです。

 「PM工法の家」では、これらに万全の対策施しています。そして、これらはそれぞれが単体ではなく、一体となっているため、耐震性能は飛躍的に向上しています。性能表示の構造の安定でも最高等級の等級3に対応可能です。これは阪神大震災の1.5倍の地震にも充分に耐えられることの証明です。
 

PM接合金物

 
 
 木造住宅の弱点とされていたのが接合部です。高い技術が必要とされる接合部の加工は、造る人の技術や経験の差が、強度や仕上げの差となってしまいます。また、ホゾ加工の場合などはホゾによる欠き取り部分が多くなり、強度的に不安な面もあります。「PM工法の家」では接合部に特殊なPM接合金物を使用し、高精度な専用のプレカットマシンで常に一定で高水準の加工を施していますので、強度や仕上げにバラツキはありません。また、加工部の欠き取りも最小限に抑え、接合部の強度を飛躍的に向上させました。地震や台風の際にも、柱や梁の接合部をがっちり緊結した耐震性の高い家です。

特に優れた接合強度
 (財)日本住宅・木材技術センターを始め、さまざまな公的機関の試験をクリアーした、優れた接合強度を誇ります。
高精度
 座掘り加工の取り付けのため、ずり下がりや回転がなく、高精度で構造体を組み上げていきます。
高強度
 金物は堅固なので、施工時に木材などが当たっても、たいへん曲がりにくくなっています。
結露を防いで、錆に強い
 金物は木材の中に納まる構造で、空気にふれる面が少ないため、結露をおさえ、錆びにくくなっています。
火災に強い
 金物の形状により、燃えしろ部分が大きくなり、万一の火災の際にも接合強度は落ちにくくなっています。
見た目もスッキリ
 PM金物は、木材の中に入り込む構造のため、金物がかくれてしまうので、構造材の表わしにも適しています。

 
厳選した構造材

 
 「PM工法の家」では、構造用集成材を始めとする厳選した木材を使用しています。構造用集成材はまず、ひき板を乾燥させることから始まります。含水率を11〜14%に調整し、1枚1枚の剛性を測定し、強度によって使い分けをします。さらに、大きな節や割れ、腐れなどをカットして取り除きます。これらの材料を重ね貼りして板の表面を平らに削り高圧プレスで圧着します。そのため、曲がりやねじれといった変化がきわめて少なくなり、強度的にはムク材の約1.5倍の強さを持ち、より住宅に適した構造材となります。「PM工法の家」では、用途や強度・耐久性などを考慮し、構造用集成材や乾燥材などの厳選した構造材を適材適所に使い分けています。

 
モノコック構造

 
 モノコックとは卵・殻などを語源とし、一体化した構造のことです。「PM工法の家」は軸組工法にパネル工法の長所を加えたモノコック構造。壁の面材(構造用パネル)と軸組を一体化し、建物全体を強靱なシェルターとしています。従来の木造住宅では地震や台風などの外力が接合部に集中してしまい、耐震性能に不安を感じさせる場合もありました。「PM工法の家」は、モノコック構造で外力を全体にバランス良く分散させ、一点に外力が集中するのを防ぎます。さらに床には厚板合板を使用し、その厚板合板を直接、床梁に固定する構造で水平剛性を高めているため、ねじれが少なく外力をより有効に分散させます。このモノコック構造により、耐震性能は飛躍的に向上しています。
 

  


 

  地球温暖化の大きな原因と言われている二酸化炭素(CO2)。木は成長する段階で、大気中の二酸化炭素を吸収する、地球温暖化を抑制する唯一の生物です。その木は計画的に植林されて住宅の材料になります。木が、柱や梁などの住宅の構造材になるには、伐採・製材・乾燥・加工といった工程を経ますが、その際に発生する二酸化炭素の量も鉄骨やコンクリートに比べてはるかに少なく、より環境に優しい材料です。耐久性を高め、使用した木の樹齢よりも住宅を長持ちさせれば、森林保護にも役立ちます。
  また、木は住宅としての役目を終えて、解体されても再利用されます。そのまま材木として利用されるものもあれば、チップ材にしてパーティクルボードとなったり、繊維状にしてMDFなどの繊維板になったり、様々にリサイクルされていきます。
 

  


 

人にやさしい健康住宅

  鉄骨やコンクリートに比べて木が人に良い影響を与えるのは、なんとなく解りますが、それを表わす実験データがあります。マウスの夫婦10組をそれぞれ木製・コンクリート製・金属製の箱に入れて、外気温25℃の時の子供の生存率を調べました。どの箱でも150匹から180匹の子供が生まれました。生存率は木製の箱では90%でしたが、金属製では50%、コンクリート製ではわずか5%にとどまりました。この実験は外気温が極端に高温や低温になれば、その差ほとんどなくなりますが、このデータは木が他の材料に比べて人を始め、動植物に優しいことを示していると考えられます。また、木には調湿機能があり、柱1本でビール大瓶1本分の水分を吸放出するといわれています。木は天然のエアコンのようなものです。このほかにも音を吸収したり、光の反射をおさえたり、人に優しい多くの効果があります。「PM工法の家」では、厳選した木材を使用していますので、木のぬくもりを生かした人に優しい健康住宅とすることができます。

  
シックハウスを防ぐ安心な材料を使用

   シックハウス(新築病)の原因には様々なものがありますが、特に問題視されているのは、ホルムアルデヒドです。平成15年7月の建築基準法改正で、ホルムアルデヒドはそれを発散する建材の使用量に制限が加えられました。「PM工法の家」で壁の面材に使用しているOSB(構造用パネル)は、健康に配慮して、最もホルムアルデヒドの少ないF☆☆☆☆ランクのものを使用しています。床の厚板合板も同様にF☆☆☆☆を使用しています。このF☆☆☆☆のものは使用面積の制限を受けないため、内装材にも自由に使うことができるほど安全なものです。「PM工法の家」は健康に配慮した安心の住まいです。